目次
はじめに
こんにちは、Pです。
看護師・保健師・助産師国家試験、本当にお疲れ様でした。
あとは結果を待ちつつ、新生活に向けて準備をしていくのみですね。
多くの方が、初めは病院での勤務ではないでしょうか。
大体が入職オリエンテーションや研修を終えたら、配属先の診療科で仕事が始まります。
※専門職を除く
そこで皆悩むのが、【どこの診療科にしたら良いのか】です。
たくさんあるし、忙しさや業務内容が科によって全然違うことも。
実習でしか現場を見たことのないのに、ここから何年も働くかもしれない診療科を決めるなんてそんなの難しすぎる!
と、思う方も多いはず。(Pの周りには多くいました。)
そんな方のために、どのようにして診療科を決めたら良いのか、お伝えしていきたいと思います。
今まで見たり、他の人から聞いたりして、それがその後にどのように活かされていったのかなど、経験をもとに一つの案としてお伝えできればと思います。
それではいってみましょう!
診療科の決まり方
まずはじめに、一般的な診療科の決まり方について。
Pが経験したことのある決め方は2通りありました。
最近は病棟オリエンテーションといって、数日ずつ色んな病棟の業務を経験した後に希望を出すという流れのところが多い気もします。
どちらにしても、自分の希望を明確に持っておく必要があるということです。
短い期間で診療科の希望を明確にしておかなければならないのは、難しいかと思います。
では、次からは自分の希望を明確にしていく手順を考えていきます。
自分のニーズを明確にする
どこの診療科が良いのか、自分の希望を明確にしていくにあたって自分のニーズをはっきりさせていきましょう。
ニーズをはっきりさせる視点
▼例を何点かあげると
勉強して興味のある分野
勉強していて興味があるというのは、継続していく上でとても大切です。
なぜなら、働き始めてからも勉強は続いていくからです。
また、興味があるというのは得意な分野であることも多いです。
やはり科によって考え方や看護の内容が違うので、自分が得意そうなところに着目するのは大切です。
実習で興味があり、楽しかった分野
実際の現場を実習で体験して楽しかったと感じるのは、考え方や看護業務の内容が自分に合っていることが多いです。
また、実際に働いてみた時に、自分の理想とのギャップも少ないと思います。
自分の性格と合わせて考える
一度自分がどのような性格か考えましょう。
親しい人にも聞いてみると良いと思います。
例えば、ゆったりしていてじっくり考えることが得意ならば、慢性期の病棟が合いそうかな。とか
テキパキしていて迅速に物事を考えたりこなすのが得意ならば、急性期はどうかな。など。
将来なりたい姿を想像する
つまり、自分のプライベートプランとキャリアプランを考えてみるということですね。
認定看護師になって専門的に頑張ってみたいな。将来は結婚して、パートで働きながら子育てしたいな。など。
それならば、認定看護師が働いている病棟を希望して実際の働きを見て見ようかな。近場のクリニックなどをみて、パートしやすそうな診療科にしようかな、などニーズが見えてくると思います。
内科か外科か
内科では、内臓・血液・神経など薬剤を用いた身体内からの治療がメインで、外科は手術による治療がメインです。
要はOpe出し(手術前の準備とその後の看護)が多いかどうか違ってきます。
手術前後の看護知識も含めて自分が見れるようになりたいのか、Ope出し前は忙しくなる印象があるので、テキパキした動作が得意なのか(できるようになりたいのか)といったところもポイントになると思います。
休日の取りやすさ・人間関係・雰囲気など、大事にしたいことを優先する
これは病棟によって全然違います。
病棟によって暗黙のルールも存在することも。
働く環境の雰囲気を最も重要視したい人は、先輩から聞いたり口コミサイトなどを活用するなどしてしっかり情報収集しましょう。
Pの友人は、「休日の充実こそが仕事へのモチベーション!」と言って、休日の取りやすいと噂の診療科を希望して、今でも楽しそうに働いています。笑
自分の大切にしたいことを優先するのは大切ですね。
情報収集をせよ
自分のニーズが明確になったら、情報収集を行います。
病棟オリエンテーションがある際は、しっかりと質問して現場で働いている人の声を聞きましょう。
2年目の看護師の方など、近しい人からだと聞きやすいかもしれません。
また、有料のものも多いですが、病院の口コミサイトなどで診療科別に看護師さんたちの口コミが見れるものもあります。
無料の口コミサイトで例を挙げると、【ナスコミ】というサイトがあります。
はじめに登録が必要ですが、そのあとはポイント制度になっています。
自分が口コミをするとポイントがもらえ、そのポイントを使って他の人の口コミを見られるといった仕組みです。
働いている方は自分の病院の口コミを書いたりしていますが、学生の方は実習に行った病院等に口コミをしてポイントをもらっている方も。
あとは、実際にオリエンテーションに行った際に病棟の雰囲気を肌で感じましょう。
自分の直感が役立つときも多いです。
わからないときは、とりあえずこうする
希望を明確にして、情報収集もして、
それでも…それでも自分の行きたいところがわからない!ということもあります。
情報収集にも限りがあるし、経験もまだほとんどないので、判断材料が少ないのはしょうがないです。
そんな方に、こうしておくと良いかも◎という案を3つお伝えします。
▼3つの案
Pの周りでは、ICUや消化器を選択する人が多いような印象がありました。
理由としては以下▼
この2つの科は、確かに上記3つの案に当てはまっていますね。
診療科の異動はできる
一生懸命考えて選んで配属になった科でも、実際に働いてみるとなんか違うな…ということもあります。
また、働いているうちに自分がやりたいことが明確になることもよくあります。
どうしよう…とならずに、そんなときは診療科の異動希望を出しましょう。
年1回希望調査が行われることもあります。(勤務先にもよって異なります。)
人手が足りないところや、退職が多い年、経験年数が少ない場合(1年〜3年未満など)は、希望が通らないことも…。
しかし、異動希望の意志を伝えておくと考慮してくれることも多いので、意志を上司や職場に伝えることは大切だと思います。
Pの経験上、割と異動希望が通っている人は多いなと感じました。
最初に選んだ診療科で一生やっていくしかない。ということはないので、異動という手段もあると思っておきましょう。
さいごに
新人看護師の方や既卒の方で転職の際など、配属先を考えるのは皆悩みます。
今までの経験や、色々な方を見てきて、このように選んだら良いのかなという案を書かせていただきました。
悩むことも多いけど、新しい環境はワクワクすることも多いですよね。
考えた先に、皆さんが少しでも楽しく過ごすことができますように。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
ぜひ、また来てくださいね。