知識があっても楽じゃなかった。【つわりとは何か】と【助産師Pが体験したつわり】の振り返り。

アイキャッチ画像 妊娠


 

はじめに

こんにちは、Pです。

あっという間に6月間近!時が経つのが年々早く感じます…。笑

そして、突然ではありますが、ご報告があります。

私Pは、現在出産を控えております。安定期も過ぎ、体調も安定して過ごすことができております。

ここまで割と順調に妊娠期を過ごしてきましたが、やはり妊娠に伴うトラブルはありました。

そのうちの一つが「つわり」です。

つわりが始まる前は、知識だけはあったのでいくつもの対処法を考えて準備万端な気持ちでいました。

しかし、実際はそんなうまくもいかず…。

気持ち悪い、何もできない。対処法は知っていたけれど、もっとこうしておけば良かった…。

 

後から思ったことは、教科書的な知識だけではなく、つわり体験談も見ておけば良かったと思いました。

教科書的な知識や助産師という仕事の経験の中で、つわりに良いとされている食べ物や行動などは知っていても、それは一般的に当てはまるものであり自分自身の日常に焦点を当てて考えられているわけではない。

自分が持っている知識や体験談の中からひとつづつ自分に合ったものを当てはめていくしかないと思いました。

手探り状態。

 

つまり、情報(体験談)は多い方が選択しやすい。

そのため、Pの体験談をここでお伝えしていこうと思います。

また、つわりとは何かについても助産師として振り返ってみようと思います。

自身のつわりや、仕事においてお役に立てば幸いです。

それではいってみましょう!

レッツゴー!

 

 

 

つわりとは

まず、つわりとは何かついて確認してみましょう。

つわりとは
  • 妊娠初期(妊娠5〜6週から12〜16週)に発症
  • 悪心(吐き気)、嘔吐、食欲不振、嗜好の変化を主として消化器系の異常を訴えることが多い。
  • 大部分においては軽症で一時的なもので、自然に軽快する。
  • 50〜80%の妊婦に見られる

早い方は4週の早い時期から症状が出ることもあるし、症状も根拠がわからないものも多くてとっても個人差が大きいと思います。

つわりの原因(諸説あり)
  • プロゲステロンの増加による胃腸の平滑筋の緊張低下・胃の蠕動運動の低下
  • 妊娠出産への不安、家族との不仲など心理社会的要因による精神的ストレス

 

また、妊娠悪阻という全妊婦の1〜2%に発症するというつわりの症状が悪化したもの(栄養状態・代謝障害・臓器障害を起こす。)もあります。

 

ちなみに、つわりと妊娠悪阻の分類はこのようになっています。▼

分類 症状 ケア・治療
つわり 軽度、体重減少5%未満 対処療法
妊娠悪阻

第1期

悪心、過度な嘔吐、体重減少5%以上 安静、電解質補正

エネルギー・水分補給

妊娠悪阻

第2期(中毒期)

発熱、肝障害、頻脈

電解質異常、BUN上昇

妊娠悪阻

第3期(脳症期)

不眠、傾眠、頭痛、昏睡、痙攣 人工妊娠中絶も考慮

 

では、つわりの対処法としてはどんなものがあるのでしょうか。

つわりの対処法
  • 日常生活の調整
  1. 食事:長時間空腹にはしない、少量頻回の分食(小さいおにぎりやビスケットなどつまめるものを用意しておく)、油物を控える、冷やして食べる、酸味のあるものを食べる、流動から食べてみて固形物へと進める
  2. 環境調整:臭気の除去(自分が不快な匂いを避ける)
  3. 家族の協力と理解:家事の協力や食事・環境要因への協力
  4. 家事・育児の負担軽減
  5. 不安・心配事の軽快:話を聞いてもらう・不安原因へ対処
  • 薬物療法
  • アロマセラピー
  • つぼ療法

 

助産師の経験上、つわりの対処法としてその他このようなものがありました。▼

助産師としての経験上のつわり対処法
  • お風呂に入れない時は、アルコール綿で頭皮を拭くとスッキリする:ベテランの先輩が言っていました。アルコールでなくても良いかもしれません。
  • パイナップルやイチゴなど酸味のあるものを少量ずつ食べてみる。
  • 脱水予防で水分を取るときは、炭酸水だと飲みやすい人が多い。

 

 

Pのつわり

Pのつわりはどんなだった?

Pはどんなつわりだったかというと【食べづわり】です。

何か食べていないと気持ち悪い。

だけど、食べ過ぎても気持ちわるい。

吐くことはありませんでしたが、インスタントラーメンや肉類など、油っぽいものは食べれなくなりました。

 

 

Pのつわり対処法

Pのつわり対処法
  • 日常生活の調整
  1. 食事:少しづつ食べる(分食)、油物を控える(インスタントラーメンやお肉はNG)、冷やして食べる、麺や春雨などツルツルしたものを食べる、炭酸水を飲む、食べれるものを食べる(お稲荷さん、お餅、みかん等)
  2. 環境調整:嫌な匂いを避ける(お米の炊ける匂い、お風呂の湯気の匂い)、歯磨き粉を変える(歯磨き粉にも相性があった。)
  3. 家族の協力と理解:お米はパートナーに炊いてもらう、ご飯は作ってもらう、家事もやってもらう
  4. 家事・育児の負担軽減:ひたすら横になる・寝る
  5. 不安・心配事の軽快:パートナーに話を聞いてもらう・現在の症状と要望を伝える

 

特にウィルキンソンの炭酸水には救われました。▼

炭酸の強さが程よくて、すごくすっきりするんです。

気落ち悪くて水分が取りづらくても、炭酸水なら飲めました。

 

あとはグァバジュースもおすすめです。▼

甘味と酸味があって、飲みやすかったです。
そして意外だったのが、歯磨き粉。
今まで使っていたものが甘く感じて気持ち悪くてしょうがなくなってしまいました。
歯磨き粉においては塩味があって清涼感のある方が使いやすかったです。
歯磨き粉のおすすめはこちら。▼

この歯磨き粉に何度救われたことか…。口の中がスッキリして気持ちよかったです。

また、パートナーの協力が得られたことは非常に大きかったです。精神的にも安心できたし、これからの子育てにおいても心強い存在になるだろうなと思えました。

つまり、この時期からのパートナーの姿勢は今後への影響が非常に大きいので、ぜひ妊娠中のパートナーを持つ方は協力的な姿勢が大切であると肝に銘じて欲しいです。笑

 

 

やっておいて良かったこと・やっておけば良かったこと

色々な対処法を試す中で、やっておいて良かったこと・やっておけば良かったと思うことがいくつかありました。

つわりでやっておいて良かったこと
  • ネットスーパーを頼んでいた:気持ち悪くても最低限の買い物はネットで済ませられた。
  • 時短家電を活用していた:最低限の家事だけで済ませられ、体を休めることができた。
  • パートナーにつわりについて理解してもらっていた:こんな状態のときは、このような行動や声かけをしてほしいと具体的に伝えていた。

時短家電は導入しておいて本当に良かったと思いました。

 

つわりでやっておけば良かったこと
  • 寝室以外で横になれる場所の確保:P家にはソファがなく、パートナーと別に寝たい時(気持ち悪くて頻回に起きるから)や日中に横になって過ごせる場所を確保しておけば良かったと思いました。
  • Amazon primeへの加入:その日によって、食べられるものや飲めるものが違います。毎回スーパーに行くのも難しいし、欲しい商品がないことも。パートナーがAmazon prime会員だったので欲しいものを頼んでもらっていましたが、すぐに届いてありがたかったです。自分でも加入しておけばすぐ頼めたかなと思います。
  • 身内への妊娠報告:妊娠初期で何があるかわからなかったため、妊娠のことはパートナーにだけしか言っていませんでした。しせめて実母だけにでも言っておけば、食事の準備など協力が得られたかなと思っています。

 

 

つわりを乗り越えて思ったこと

個人的に助産師として働いているときに思っていたことと、実際に体験して思ったことを比べてみました。

 

【助産師として関わるつわり】と【実際に体験したつわり】との思いの違い▼

疑問 助産師として関わる

つわり

妊婦として体験した

つわり

つわりが終わる時期を伝えるべきか 先が長く感じて嫌になってしまうのではないか。伝えるのはやめておいたほうが良いのかな。 終わる時期の目安がわかったほうが、頑張れた。
つわり中の食事について、どこまで伝えるべきか あまり詳しく伝え過ぎても個人差は大きいし、どこまで例をあげたら良いのかわからない。 つわり中も食べられる食事について、たくさん例を挙げてもらった方が嬉しい。(そこから探していける。)
つわりの原因や胎児への影響についてどこまで伝えるか 気持ち悪い時に、ホルモンや胎児の影響など詳しく言っても気持ちは軽くならないかな。かえって負担かな?(そんなこと言われても気持ち悪いじゃない!みたいな…。) 原因がわかった方が頑張れるし、不安が減る。気持ち悪くて頭に入らない時もあるけど話して欲しい。

 

 

さいごに

いかがだったでしょうか。

つわりについての振り返りとPの体験談をお伝えさせていただきました。

Pが意外に思ったのが、「助産師としてつわりに関わり対象者にどのようにケアや声かけをしたら良いか(情報の提供し過ぎは良くないかなど)。」悩んでいたことについては

実際につわりを体験してみると「つわりについての情報はたくさん欲しい。」と思ったことです。

もちろん個人差はありますが、情報があればそこから選択できます。

なので今後助産師として情報を提供するときは、相手がどこまで詳しい情報がほしいかを確認した上で、具体的な情報を多く提供できたら良いなと思いました。

参考になれば幸いです。

 

今回も最後まで見てくださってありがとうございました。

ぜひまた来てくださいね(^^)

 



タイトルとURLをコピーしました