看護師・助産師の事例検討(ケーススタディ)進め方

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看護師・助産師の事例検討(ケーススタディ)進め方

こんにちは、Pです。

あっという間に6月!4月から新しい職場に入職した方は少し環境に慣れてきたころでしょうか。

ちなみにPは新人の頃、新しい業務と課題が次々と出てきて「これがずっと続くの…?」と思っていました。笑

確かに続くけど、慣れてくると仕事も楽しくなってきますよ。

 

さて、そんな時期ではあると思いますが、そろそろ考えて始めておくと良いことがあります。

それは事例検討についてです。

この事例検討は、新人看護師・助産師2年目看護師・助産師院内ラダー取得のため事例検討が必要な方看護・助産学生が実施することが多いです。(学生の方は実習の振り返りなどで行ったりします。)

Pの今までの経験だと、病院勤務の方は年度末に発表が行われる印象があります。そのため、夏頃から準備の声かけがあることが多いです。

じゃあ、まだ事例検討の準備は早いんじゃないの?

 

と思うかもしれません。しかし、今の時期から準備しておいた方が良いと思う理由があります。理由や事例検討の進め方についてお伝えしていければと思います。

それではいってみましょう!

レッツゴー!

 

 

 

看護師・助産師の事例検討(ケーススタディ)進めて行く前の確認事項

事例検討発表までのスケジュール

事例検討のスケジュールを大まかにお伝えするとこんな感じになります。

事例検討発表までのスケジュール
  1. 事例検討についてのアナウンスが入る
  2. 事例の選定
  3. 事例の振り返りと情報収集
  4. 資料の作成
  5. 発表資料(パワーポイント・口語原稿の作成)
  6. 発表

 

事例検討の準備を早めにしておくと良い理由

上記にスケジュールを示しましたが、この中で一番時間がかかるのが事例の選定です。

なぜ事例の選定に時間がかかるかというと、自分の目的に沿っていて、関わりが多く持てた事例を選ぶ必要があるからです。

事例検討の目的を意識して早めに準備しておけば、

  • 今までの看護を時間に余裕をもって振り返ることができる
  • これから関わる対象者にどのようにケアを行っていけば良いのか、より理論的・科学的視点で考えることができる

といったメリットがあります。

 

事例検討の目的

ここで事例検討の目的を確認しておきましょう。事例検討の目的は、経験年数などに応じて異なってきます。

事例検討の目的
  • 学生の方や看護師・助産師1年目の方
  1. 自己の看護を振り返り、看護実践において大切にしたい事柄やキーワードを見つけ、自己の看護観を整理する。
  2. 事例検討を通して自分の課題を明確にする
  3. 看護に対する知性・感性を極める

 

  • 看護師・助産師2年目以降の方
  1. 文献を活用し理論を用いて自らの看護実践を考察し、科学的に看護を追求する能力を養う
  2. 理論と照らし合わせ、看護の質の変化を改めて確認することで看護専門職としての意識を高める

これらの目的に合わせて、自分がケアにより深く関わった事例を選ぶ必要があります。

 

 

看護師・助産師の事例検討(ケーススタディ)進め方

事例検討の大まかなスケジュールを再掲します。

事例検討発表までのスケジュール
  1. 事例検討についてのアナウンスが入る
  2. 事例の選定
  3. 事例の振り返りと情報収集
  4. 事例の考察と資料の作成
  5. 発表資料(パワーポイント・口語原稿の作成)
  6. 発表

これをもとにお伝えしていきます。

 

事例の選定

自分の経験年数などに合わせた目的を確認し、ケアにより深く関わった事例を選んでいきます。

もしくは、これから関わる事例でも良いと思います。

自分が関わりの中で困難を感じた新たな観点を見つけられたこの看護観は大切にしたいと思ったなどといった事例があると考えを整理しやすいと思います。

 

事例の振り返りと情報収集

事例を選定したら、振り返りと情報収集を行っていきます。

実習記録や電子カルテ等から自分が行った看護を振り返ることが多いでしょう。

このとき「看護の実際」として下記のように情報を整理しておくと、後からまとめやすくなります。

看護の実際 情報整理の仕方
  • 対象者の概要(年齢・既往歴・初経産・妊娠経過・診断名・入院期間・キーパーソンなど)
  • ポイントとなるところをSOAP形式でまとめる
  • 入院までの流れを表にしてまとめる
  • 時系列で表にしてまとめる(時刻・治療経過・対象者の発言や行動・自分の言動や看護など)
  • 指導などで使用したパンフレットや資料をまとめる

 

事例の考察と資料の作成

次に、情報をもとに事例に対する自分の行動や思考を考察していきます。

これがまた難しいのです。笑

考察の流れとして一例を紹介します。

(例)考察の流れ
  1. はじめに(導入):どうしてこの事例にしたのか
  2. 事例の紹介
  3. 看護の展開or実際
  4. 考察
  5. まとめorおわりに
  6. 引用・参考文献

このように考えると、この流れで資料も作れます。

この資料は、研究計画書と中身が似ています。研究の方が対象者の範囲や定義なども細かく、研究方法の設定などが入ってきますが基本的な考え方は同じです。

事例検討の引用・参考文献に関しては、院内の図書館で文献を借りることができたり、病院連携の図書館や論文のまとめられている図書館で閲覧やコピー(有料が多い)ができます。

また、教科書等も使えます。しかし、内容として先行研究などを見た方が自分の看護観が振り返りやすいと思います。

ぜひ先行研究や論文も参考にし、自分の看護観を深めてみてください。

 

発表資料(パワーポイント・口語原稿の作成)

事例検討の発表には配布資料とは別に、パワーポイントを使って簡潔にまとめられた文章や図・表を使って発表することがほとんどでしょう。

パワーポイントで作る資料の構成も【考察の流れ】と同じようになります。

(例)資料の構成
  1. はじめに(導入):どうしてこの事例にしたのか
  2. 事例の紹介
  3. 看護の展開or実際
  4. 考察
  5. まとめorおわりに
  6. 引用・参考文献

 

発表の資料制作で大切なポイントがいくつかあります。

発表資料作成のポイント
  • 伝えたい内容が、簡潔に見やすく文章や図・表で示されていること。
  • 指定の発表時間内に終わるような枚数にすること
  • 大事なところ(看護の展開や考察)に発表時間の重点をおくこと

詳細は口頭でしっかり伝えます。なので口語原稿も作成しておきましょう。

図や表で示した方がわかりやすいけど補足を口頭で伝えるほどではないページに関しては、「〇〇に関してのグラフになります。こちらは資料をご参照ください。」などと伝えて時間を工夫することもできます。

ここまで来れば完成まであと少し!

 

 

補足

ここで、事例検討を進めるにあたって忘れてはいけないことを補足します。

自分の事例検討を指導してくれる人の確認

恐らく、先生やプリセプター・職場の先輩・上司が見てくれることになります。

どの方が指導してくれるのか、名前や部署をしっかり確認しましょう。

 

指導者のスケジュールも考えて事例検討を進める

指導者の方は忙しい業務の間を使って自分の事例検討を見てくれます。

そのため、以下の点に注意しましょう。

注意点
  • 指導者のスケジュールを確認する
  • 指導者と事例検討のスケジュールや進行の目安ついて確認する
  • 事例検討について確認してほしい場合は、事前にアポイントメントを取る
  • 時間に余裕を持って資料の提出をする

これらの点に注意すると、相手への配慮を忘れずにスムーズに事例検討を進めることができるでしょう。

特に時間に余裕を持つことは、とっても大切です。

 

 

さいごに

いかがだったでしょうか。

忙しい学校生活や業務の合間に事例検討を進めるのは大変ですが、自分の看護を振り返ることで、より成長することができます。

何より、客観的に振り返ることで今後に活かせる=仕事が楽しくなります。なので、大変ですが一緒に乗り越えていきましょう✴︎。

 

今回も最後まで見てくださってありがとうございました。

ぜひまた来てくださいね(^^)



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