申し送りどうしよう!を解決。スムーズに申し送る方法

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申し送りどうしよう!を解決。スムーズに申し送る方法

こんにちは、Pです。

今回は申し送りをスムーズに行う方法についてお伝えしたいと思います。

申し送りって、色んな場面でありますよね。

【例】

・勤務交代のとき

・休憩に入る前

・転棟するとき

・手術前

これらは、他の誰かに自分の受け持ち患者のケアを引き継ぐとき

ですよね。

そのため、引き継ぎがスムーズにいくような内容で申し送ることが必要になります。

 この記事でわかること

・申し送りのポイント

・申し送りの例

・申し送りのテンプレート〔産科ver〕

よかったら参考にしてみてください。

 

\申し送りするためには情報収集も大切/

それではいってみましょう!

 

 

申し送りのポイント

申し送りでは、

・電子カルテに記載されている事項では伝えきれないこと

・より注意してほしいこと

・強調しておくべきこと

などを中心に要点を押さえて伝えていきます。

 

申し送りの具体的な内容

①対象をはっきりさせる

②対象の現状でポイントとなることを伝える

③依頼したいことを伝える

④予測されること、可能性のあることを伝える

 

①対象をはっきりさせる

まずは対象がどんな人かどのような状態かをはっきりさせます。

そうすると、申し送るケアの前提が明らかになりやすいからです。

・対象の入院日数や経過日数(産褥○日目、術後○日目など)

・自分が受け持ち時、必ず確認している内容の概要をポイントで伝える

・その経過を伝える

 

【例】産科病棟の場合 産褥期の方の申し送り

①Aさん、産褥1日目、初産婦

昨日17時に出産されて、出血430gと正常範囲内ですが多め。

今日は貧血症状等なく過ごされていました。

歩行開始していて、トイレも行けています。

自尿もあります。

 

②対象の現状でポイントとなることを伝える

対象の現状で、ポイントや③の依頼したいことにつながるような経過を伝える。

【例】産科病棟の場合 産褥期の方の申し送り

①Aさん、産褥1日目、初産婦

昨日17時に出産されて、出血430gと正常範囲内ですが多め。

今日は貧血症状等なく過ごされていました。

歩行開始していて、トイレも行けています。

自尿もあります。

②本日から母児同室開始しました。

授乳は日中3回実施していて、まだ分泌にじむ程度。

横抱きとフットボール抱きを実施。

 

③依頼したいことを伝える

具体的な依頼内容を伝えていきます。

【例】産科病棟の場合 産褥期の方の申し送り

①Aさん、産褥1日目、初産婦

昨日17時に出産されて、出血430gと正常範囲内ですが多め。

今日は貧血症状等なく過ごされていました。

歩行開始していて、トイレも行けています。

自尿もあります。

②本日から母児同室開始しました。

授乳は日中3回実施していて、まだ分泌にじむ程度。

横抱きとフットボール抱きを実施。

③手技が不安定で自分ではポジショニングが難しい様子のため、授乳のときに見守りをお願いします。

 

④予測されること、可能性のあることを伝える

【例】産科病棟の場合 産褥期の方の申し送り

①Aさん、産褥1日目、初産婦

昨日17時に出産されて、出血430gと正常範囲内ですが多め。

今日は貧血症状等なく過ごされていました。

歩行開始していて、トイレも行けています。

自尿もあります。

②本日から母児同室開始しました。

授乳は日中3回実施していて、まだ分泌にじむ程度。

横抱きとフットボール抱きを実施。

③手技が不安定でご自分ではポジショニングが難しい様子のため、授乳のときに見守りをお願いします。

④授乳の際に、ナースコールして教えてもらうようにお伝えしていますが、日中にナースコールを忘れてしまうこともありました。

再度お伝えしていますが、呼ばれないことがあるかもしれません。

前回の授乳は16時だったので、18〜19時に次の授乳になると思います。

よろしくお願いします。

 

 

申し送りのテンプレート〔産科ver〕

①対象をはっきりさせる

  • 氏名
  • 妊娠週数・産褥日数
  • 初産婦・経産婦(何経産か)
  • 出産日・時間
  • 新生児の日齢

など

 

②対象の現状でポイントとなることを伝える

特記症状(正常からの逸脱や経過観察が必要な事項)など

【例】

妊娠期:腹部の張りや出血・薬の副作用・不安の訴え・陣痛発来の可能性・破水感・モニター所見 など

産褥期:分娩経過・出血量・検査データ(貧血など)・産後の経過・不安の訴え・育児技術 など

新生児:体重・哺乳量や状況・黄疸・活気・傾眠傾向など

 

③依頼したいことを伝える

  • ◯時のケアの確認
  • 必要な観察
  • ◯◯への連絡

など

 

④予測されること

日中のケアや状態の経過から予測され、対象の状況に合わせて伝えておく必要があること。

  • 分娩進行状況
  • 進行性変化や退行性変化
  • 出血傾向
  • 薬の副作用
  • 点滴の刺入部位
  • 腹部の張り
  • 黄疸や体重減少の進行

など

 

 

申し送りの基礎となること

申し送りにおいて、スムーズに伝えていくためには

やはり診療科の基礎知識をしっかりと把握し経過の予測をできるようにしていくことです。

これは、ケアを行うにしてもそうですが

知識と経験を積み重ねていくことが大切になります。

また、申し送りの上手な人の真似をしていくのも良いでしょう。

何の情報を押さえて伝えているのか、分析して見ると

自分の申し送りにも活かせます。

 

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

申し送りって、緊張しますよね。

Pは、3年目くらいまでは緊張していました。(長いですかね、心配症なもので…。)

しかし、申し送りのポイントを抽象的ではなく具体的に考えるようになってからは

すごく伝えやすくなりました。

参考になれば嬉しいです。

今回も最後までみてくださってありがとうございました。

ぜひまた来てくださいね。

 



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