助産師1年目で退職後の進路はどうする?

助産師として働き始めてまだ1年も経たないうちに、「もう限界かも」と思ってしまう。

そんな気持ちを抱えている方へ。

まず伝えたいのは、そのように考えるのは、あなたは一人ではないということです。

新人時代の過酷な環境、慣れない人間関係、プレッシャー。

心と体が悲鳴を上げてしまっても、それは弱さではなく、あなたが頑張ってきた証拠です。

1年未満で辞めるなんて」と落ち込む必要はありません。

大切なのは、その経験をどう次につなげるかです。

この記事では、助産師1年目で退職を考える人が

これからの進路をどう考えていけばよいのかを具体的にご紹介します。

 

 

助産師1年目で退職後の進路はどうする?

なぜ助産師1年目で退職するのか?

助産師を目指して一生懸命勉強し、国家試験にも合格したのに、なぜ多くの人が1年以内に退職を考えるのでしょうか。

明確なデータは少ないですが、実際に辞めた方々の声から見えてくる理由にはいくつかの傾向があります。

 

プレッシャーと責任の重さに押しつぶされる

命に関わる現場で、「新人でもミスは許されない」というプレッシャーの中で働き続けることは、心身ともに大きな負担になります。

日々の判断や対応に緊張感が続き、「自分には向いていないのかも」と感じてしまう方も多くいます。

 

理想と現実のギャップに戸惑う

学生時代に抱いていた「やりがい」や「寄り添うケア」の理想と、実際の現場で求められる業務内容の違いに、戸惑う方は少なくありません。

お産の場に関われる機会が限られていたり、思っていた仕事とのズレがモチベーションを奪うこともあります。

Pは、周産期の感動的な場面ばかりを思い描いて入職し
現実はそうではないことも多く、カナヅチで頭を殴られたような衝撃を受けた事もありました。
(すごいショックだった。)

 

人間関係・職場の雰囲気が合わない

新人教育の体制や先輩・上司との関係が合わないと、「相談しづらい」「質問できない」と感じ、孤立しがちです。

忙しい現場では十分なフォローが受けられないこともあり、精神的に追い詰められてしまうケースもあります。

 

心や体が悲鳴を上げた

夜勤が続いたり、睡眠や食事が不規則になったりすることで、体調を崩す人も少なくありません。

また、慢性的な疲労や気分の落ち込みが続いた結果、「もう続けられない」と感じて退職を選ぶ人もいます。

 

退職後の進路をどう考える?大切な3つの視点

辞めたあと、「次に何をすればいいのか分からない」と感じるのは当然のことです。

そんなときは、以下の3つの視点をもとに、今後の進路を考えてみてください。

 

1. いまの自分の状態を受け入れる

「辞めたこと」を否定せず、「よく頑張った」とまず自分を労ってあげましょう。

疲れているなら、休むのも立派な選択です。

無理に次のステップを急がなくて大丈夫です。

 

2. 助産師という資格をどう活かすか考えてみる

助産師の資格はとても価値のあるものです。

病院以外にも、地域医療、行政、教育、企業など、活躍の場は広がっています。

自分の興味や大切にしたいことを軸に、どんなフィールドで力を発揮できるかを考えてみましょう。

 

3. 「合わなかった環境」を振り返り、次に活かす

辞めた理由を振り返ることで、「次に自分が何を大切にしたいか」が明確になります。

たとえば、「人間関係がよい職場がいい」「夜勤のない働き方がいい」など、自分に合った職場を見つけるヒントになります。

 

助産師を辞めたあとに選ばれる進路5

ここからは、実際に助産師を辞めた人たちが選んだ進路の一例をご紹介します。

 

1. 別の病院・クリニックへ再就職

「環境が合わなかっただけ」と気づき、規模の小さなクリニックや教育体制の整った病院へ再就職する人もいます。

病院によって働き方や雰囲気は全く異なるので、転職はリスタートのチャンスになります。

 

2. 地域医療・母子保健に関わる仕事

保健センターや母子保健分野で働く助産師もいます。

産前産後の相談支援や家庭訪問など、病院勤務とは違った形で妊産婦さんと関わることができます。

 

3. 一度休んでからアルバイト・派遣で再スタート

フルタイム勤務がつらかった人は、一度しっかり休んでから

短時間勤務や派遣、健診センターでのバイトなど、ゆるやかに復帰する道を選ぶこともできます。

 

4. 看護教員や性教育の道へ

看護学校や看護大学、助産学校などで教員として働いたり、助産師の立場を活かして性教育や母親教室などに関わる人もいます。

「伝える・支える」ことが得意な人には向いている道です。

 

5. 異業種に転職する

「医療職以外の仕事に挑戦したい」という思いで、一般企業の事務職やカウンセラー、ライターなどに転職する人もいます。

医療職での経験は、他の業界でも十分に評価されることがあります。

意外と、一般企業に勤めている人も多いです!
Pの周りにも、何人かいます。

 

 

「もう一度助産師として働きたい」と思ったときは?

「やっぱり助産師の仕事が好きだった」「もう一度チャレンジしてみたい」と思ったときは、ブランクを恐れる必要はありません。

 

自分に合う職場をじっくり選ぶ

今度こそ「自分らしく働ける場所」を見つけることが大切です。

インターンに参加し、研修体制・雰囲気なども確認しましょう。

焦らず、一歩ずつ前に進んでください。

 

 

まとめ|辞めたことは「終わり」じゃなく「始まり」

助産師1年目で退職することに、後ろめたさを感じる必要はありません。

むしろ、それはあなたが自分自身と向き合い、「このままではいけない」と気づいた勇気ある決断です。

辞めたことは、あなたのキャリアの「終わり」ではなく、「選び直すチャンス」。

人生は長いです。立ち止まっても、道を変えてもいいんです。

どうか、あなた自身の心と体を大切に。

そして、あなたらしい未来へ、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

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