ピアスは学校・仕事のときはどうする?看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス問題にお答えします

ピアスは学校・仕事のときはどうする?看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス問題にお答えします

こんにちは、Pです。

看護師・助産師の皆さん。看護・助産学生の皆さん。

ピアスを開けたい、付けたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、医療職である私たちとピアスにはどうしても壁があります。

ピアスを開けたいときに開けられたり、つけたいときにつけられるわけではないのです。

そこで、今回は看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス問題についてお答えしていきたいと思います。

※今回は看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス問題に焦点を当て、個人的な体験等をお伝えしています。ピアスの専門的な内容やある行動を促すものではありません。専門機関にご相談の上、ピアスの穴あけやメンテナンスを行ってください。

 

看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス問題は何がある?

看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス問題
  • ピアスを開けるタイミングに困る
  • 学校や仕事中のピアスはどうしたら良いのか
  • つけ外しも多く、管理が難しい

これらの問題に対して

  • ピアスを開けるタイミング
  • ピアスは学校や仕事中どうしているか
  • 看護師・助産師のピアス管理

これらをお伝えしていきます。

 

ピアスを開けるタイミング

ピアスを開けるタイミングを計るには、これら3つの観点が必要です。

  • ピアスの開け方(場所)
  • ピアスを開ける場所と安定するまでの期間
  • メンテナンス

ピアスの開け方(場所)

ピアスの開け方は主にこちら

  • 皮膚科クリニック
  • ピアス専門のクリニック
  • 自分で開ける

クリニックで開ける場合予約が必要なため、開けたい時期から逆算して早めに予約しておきましょう。

初めてピアスを開ける際は、クリニックをお勧めします。

自分で開ける場合は、ピアッサーなどを用いて安全な手順で清潔に実施する必要があります。

クリニック
安全に清潔に開けてもらいやすい。メンテナンス方法も聞ける。

ピアストラブルがあった場合もそこで見てもらえるなどのメリットあり。

費用は自分で開けるより高い。

自分で開ける

安価に自分で開けたいときに開けられるメリットがある。

しかし、自分でやると位置がずれやすかったり、衛生的に開けることが難しく皮膚トラブルを起こす可能性もある。

 

ピアスを開ける場所と安定するまでの期間

イヤーロブ(耳たぶ)なのか、トラガスやヘリックスなどの軟骨なのか。

これらによって、安定する期間が違います。

軟骨の方が安定に時間がかかると聞くため、ファーストピアスを装着し続けられる期間を長めに設けなければいけません。

具体的な期間などの詳細は、専門機関から発信されている情報を参考にしてください。

 

メンテナンス

ピアストラブルを避けるために、メンテナンスはしっかりしましょう。

不潔にならないように気をつけます。

ここではPが実施した方法を例としてお伝えします。

  • 化粧や汚れなどがたまらないように泡で優しく洗ったり、優しく綿棒で拭き取る。
  • 髪がなるべく当たらないようにまとめる。
  • 消毒スプレーをこまめに使用する。

Pはピアス穴を複数開けましたが、今のところ一度も炎症は起きたことがありません。

▼これでこまめに消毒しています。スプレータイプでとっても使いやすい!

※Pの経験をお伝えしています。ピアスホールのメンテナンスにおいて、専門機関から発信されている情報を第一に参考にしてください。

 

ピアスは学校や仕事中どうしているか

ピアスは学校や仕事中どうしているか
  • ピアスは基本的には外す
  • ピアスは座学の授業だったら良い場合もあるが、要確認
  • ピアスホールはOKなの?

ピアスは基本的には外す

ピアスは「基本的には外す」ものだと思っていた方が良いです。

学校でも仕事でも、求められるものは安全です。

医療現場では、スタッフがピアスをしていることによる対象者や自分にかかるリスクは大きいです。

医療現場でピアスをつけていることによる考えられるリスク

  • ピアスが外れることによって、それを患者が誤飲したりパーツで怪我をするリスク
  • ピアスが外れることによって、体内への異物混入(術野や診察時の処置の際など)のリスク
  • ピアスの接触によって患者がアレルギー症状を起こすリスク(金属アレルギー)
  • ピアスの装着による検査や処置に影響が出るリスク(検査の中止や正確さへの影響など)
  • ピアスに唾液や痰、血液などがつき感染媒体となるリスク
  • ピアスホールからの感染のリスク(まだピアスホール未完成の場合など)

これらが起こったときの自分や対象者へ与えるリスクの大きさからも、医療現場でピアスをつけることはおすすめできないです。

そして、学校では演習や実習では医療施設にいるときと同様の身なりが求められます。

そのため、学校や医療現場でピアスは「基本的に外す」と思っていた方が良いです。

 

ピアスは座学の授業だったら良い場合もあるが、要確認

学校生活において、座学の授業のときはピアスしていても大丈夫な場合もあります。

しかし、その学校ごとにルールは違うため、確認しておくのが良いでしょう。

(大丈夫でしょう!と思っていても、実は見られていて態度面の成績が引かれていることもあるかもしれません。)

 

 ピアスホールはOKなの?

ピアスをつけていない状態でピアスホールがある場合ですが、

この場合はおそらく何か注意を受けることは少ないのではないかと思います。

Pの経験上は言われているところを見たことはないです。)

ピアスホールが安定しておらず、炎症がある、滲出液が出てしまってる、保護が必要な状態などの場合は事情を説明しておく必要があるかと思います。

 

看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス管理

看護師・助産師/看護学生・助産学生のピアス管理

  • ピアスケースを持ち歩く
  • 消毒はこまめに行う
  • 金属アレルギーに注意

ピアスケースを持ち歩く

医療現場や演習・実習ではつけられないことからつけ外しの機会が多いです。

そのため、外している間ピアスを保管しておけるケースを持ち歩くことをお勧めします。

 

消毒はこまめに行う

特に穴を開けたばかりの安定しないときはこまめに消毒した方が安心です。

めんどくさがらず、しっかり消毒して綺麗なピアスホールを目指しましょう。

 

金属アレルギーに注意

ピアスホールが安定するまでファーストピアスをつけたままにしておくのですが、

このファーストピアスの素材には注意して欲しいです。

金属アレルギーの方や、そうでなくても長時間金属などのある素材に皮膚が当たっているとかぶれやすい方などはプラスチック素材やサージカルステンレスなどを選ぶと良いかもしれません。

自分が長時間つけても大丈夫な素材を選んでくださいね。

 

医療職がピアスを開けるのに大切なこと

  • 医療職がピアスを開けるには計画が肝になってくる
  • 一番大切なことは安全であること

医療職がピアスを開けるには計画が肝になってくる

今までお伝えしてきた通り、医療系の学校や仕事では基本的にピアスはつけられません。

となると、一体いつ開ければ良いのでしょうか。

答えは、

「ある一定の期間、学校や仕事に行かなくて良いとき」
です。

(例)ある一定の期間、学校や仕事に行かなくて良いとき
  • 看護・助産学校入学前
  • 夏休みなどの長期休み
  • 就職前
  • 転職前の期間
  • 何かしらの理由で長期休暇を取るとき

このように機会が限られてくるため、医療職がピアスを開ける場合には計画が肝になってきます。

(例)転職の合間にピアスを開けたい場合

耳たぶにピアスを開けたいから、今の職場を辞めて転職先の勤務が開始になるまでの期間を○ヶ月設けよう。

ということは、できるだけ長くピアスをつけられる時間を取るために退職の次の日にクリニックを予約しておいてピアスを開けよう。

このように考えておくとスムーズです。

 

一番大切なことは安全であること

看護師・助産師のピアス問題についてお伝えしてきましたが、一番大切なことを言います。

それは、

「安全であること」
です。

これは、自分も相手(患者さんなどの周りの人)も「安全であること」という意味です。

ピアスを開けたい気持ちやつけたい気持ちはとてもわかります。

しかし、その気持ちだけ先行してしまい、自分と相手が危険に晒されては元も子もありません。

せっかくのピアスも楽しめなくなってしまいます。

なので、一番大切である「安全であること」を考えた上で

自分にとって良いタイミングを見極めていきましょう。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

今回は、看護師・助産師のピアス問題についてお伝えしました。

何かと制限が多く感じる医療職ですが、人の命を預かる責任のある仕事が故の制限です。

やりがいもあり、達成感も多いです。

しかし、制限ばかりでは楽しめないので

今の状況でどのようにして楽しむことができるのか

一緒に考えていけたらと思っています。

今回も最後まで見てくださってありがとうございました。

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